先日、国土交通省が公表した平成20年地価公示に基づく地価動向によると、今年1月1日時点の公示地価(平成19年1年間の地価変動率)は、全国全用途平均で1.7%上昇して、16年振りに上昇となった昨年に引き続き2年連続の上昇となりました。
用途別の全国平均では、住宅地が1.3%、商業地が3.8%の上昇となっているのですが、これは三大都市圏(東京・大阪・名古屋)の住宅地で4.3%、商業地で10.4%地価が上昇したことが大きく影響しているようです。
地価の上昇の要因としては、ブランド力の高い地域や優良住宅地、高度に商業業務機能が集積した都心部において、高い上昇を示す地点がみられたことにあるようです。特に東京都は伸びが高く、住宅地が9.1%、商業地が15.8%上昇しています。特に港区や渋谷区などの高度商業地においては30%を超える高い上昇地点がありました。
一方で地方圏は、住宅地が1.8%の下落、商業地が1.4%の下落となり、全用途平均で16年連続の下落となったものの、下落幅は4年連続の縮小となったようです。地方中心都市の市街地整備や交通基盤整備などによる利便性・収益性の向上等がみられた地区については上昇地点が増加するとともに、下落地点についても、その半数以上で下落幅が縮小しています。
しかし、地方圏全体では、依然として下落地点が大半となっていることから地価の面でみても東京一極集中型になっており、地方との経済格差の広がりを表しているようです。