税理士法人入江会計事務所の長船です。
決算や日々の経理、税務について、
クライアント様と毎日のようにお話させていただきますが、
やはり会計の基本は簿記にあるのではないだろうか、
と思うことがあります。
会計は会社の業績を数値化して客観的に分析する為の技術であり、
会計は会社の業績を数値化して客観的に分析する為の技術であり、
経営判断の指標にもなるものです。
その技術を支えているのが簿記、
その技術を支えているのが簿記、
特に複式簿記ではないかと思うのです。
例えば品物を買うことを複式簿記では仕入幾ら、
例えば品物を買うことを複式簿記では仕入幾ら、
と表記するだけではなく、
「お金を払った」という、取引のもう1つの側面を同時に表記します。
幾らで仕入れ、財産が幾ら減ったか、
常に取引の2つの側面を捉え記録してゆくのです。
そうすることで取引により儲かったのか、
そうすることで取引により儲かったのか、
財産は増えたのかを同時に確認できます。
芸術的なこの技術を、
かのゲーテやドラッカーも賞賛していたそうです。
クライアント様とお話ししていますと、
クライアント様とお話ししていますと、
儲かっているのか、キャッシュフローはどうなのか、
という2つの側面が常に話題になります。
そんな時に1つ1つの取引を2つの側面で捉えて商取引を判断してゆくことになり、
複式簿記の基本を思い浮かべるのです。
ちなみに複式簿記を日本に紹介したのは福沢諭吉と言われていますが、
ちなみに複式簿記を日本に紹介したのは福沢諭吉と言われていますが、
これは簿記のテキストを翻訳し、
帳合の法という本にまとめて紹介したからであります。
学問のすゝめではありませんが、
学問のすゝめではありませんが、
AIが進化しても物事の捉え方を人は学んでいくでしょうから、
簿記の学習は経営の理解を深めるツールであり続けるのではないか?
昔勉強した時のテキストをながめながらふと、
昔勉強した時のテキストをながめながらふと、
そんなことを考えていました。