まだまだ暑い日が続いていますが、季節を少し先取して秋の行楽シーズンを前に
気になる記事がありましたので、調べてみました。

温泉の入湯税が値上がりする可能性がある、という内容です。
温泉に入ると、入湯税という税金が取られている事があります。
改めて入湯税の意味を調べると
「鉱泉浴場が所在する市町村が鉱泉浴場の入湯に対し、客に課税する税金」
という事でした。
姫路市の場合、税金の使途としては、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、
観光施設、消防施設などの整備や観光の振興に要する費用に充てる、
となっています。
但し、12歳未満の人が入湯する場合や、共同浴場や普通公衆浴場に
入湯する場合は課税されない、事となっています。
一般的な「温泉」に入る場合に課税される税金、という事のようですが、
この税額は各自治体によってまちまちです。
地方税法では標準税率を1回の入湯毎に150円としており、
大体の自治体での相場はこのくらいとなっています。
しかし、別府市では全国の主要温泉地で初の試みとして、
この入湯税を1回500円にする事にしました。
以前は1回150円でしたが、宿泊・食事代6,001円以上の場合は250円に、
これが50,000円超の場合は500円になります。
市はこの引き上げで1億5千万円の税収増を見込んでいるらしく、
将来の観光振興に必要、との事です。

食事・宿泊込みで5万円超、とは私にはとても届かない内容で入湯税が
500円になるような事は到底なさそうですが、6,001円以上くらいなら
普通の宿泊料金と思われ、今後100円増税になると思われます。
ただ、今回の別府市の入湯税値上げは40年ぶりのもの、との事。
40年前の設定が今まで続いていたとすれば、入湯税の税額自体が
現状の150円が妥当ではない可能性はあります。
しかし、一般の温泉好きとしては増税である事には違いないので、
今後の別府温泉と他の温泉の対応に注意したいと思いました。